不動産を相続したら・・・共有しても大丈夫?
相続による遺産分割において不動産は非常に大きな問題となります。
不動産は価値が高く、また、実際に居住している家族がいることもあるため、話し合いによる解決が難しいときもあります。
そして、不動産の相続の問題を解決するには以下の3つの方法があります。
相続人の話し合いによる解決
遺産である不動産の新しい所有者を決めるには全ての相続人が合意する必要があります。
具体的には全ての相続人が合意した旨の遺産分割協議書を作成します。
相続人の話し合いがでければ解決は早いです。
裁判所での話し合いである調停による解決
相続人間での話し合いが難しい場合には、裁判所での話し合いである調停による解決を目指します。
裁判所の調停では、裁判所の調停委員や裁判官が間に入って話し合いを進めていくことができますので、比較的スムーズに話し合いが進むことが多いです。
裁判所での強制的な手続きである審判による解決
裁判所での話し合いである調停による解決ができなかった場合には裁判所が強制的に遺産の分け方を決める審判による解決をすることができます。
審判による解決は強制的な解決ですので、相続人全員が内容に合意していなくても構いません。
不動産の共有はできるだけ避けましょう
遺産分割の話し合いの中で不動産を共有にすることはできるだけ避けましょう。
不動産の共有は問題の先送りにしかならないことが多いです。
不動産の共有の状態のままにしておくよりは、遺産である不動産の売買の手続きを行った方が普通はよいでしょう。
まとめ
- 相続人間の話し合いによる解決、調停による解決、審判による解決の3つの解決方法が不動産の相続の問題を解決する方法としてあります。
- 不動産の相続の問題を解決する場合、不動産を共有することによる解決はできるだけ避けましょう。
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