Q.共有者に一緒に売却するよう弁護士が交渉してもらうことは可能ですか

A.弁護士に依頼して、他の共有者に対し、共有不動産を売却するよう交渉してもらうことは可能ですし、その方が話がスムーズに進むことが多いです。

1. 弁護士に共有者との交渉を依頼できる

不動産を共有している場合、他の共有者の同意がないと、不動産を売却することができません。

共有物の処分行為には共有者全員の同意が必要ですが、共有不動産の売却は不動産の処分行為に該当するので、他の共有者全員の承諾が必要だからです。

 

こうした場合、他の共有者に不動産の売却について納得してもらう必要がありますが、自分で話をしてもうまく進められないことが多いです。中にはトラブルになって、人間関係が悪化してしまうこともあります。

ここで、弁護士に他の共有者との交渉を依頼することができます。弁護士は交渉のプロなので、依頼者の代理人として相手と交渉する業務も行っているからです。

2. 弁護士に交渉を依頼するメリット

弁護士に他の共有者との交渉を依頼するとどのようなメリットがあるのでしょうか?以下で見てみましょう。

2-1.法律的な知識を持って説得してくれる

他の共有者が不動産の売却に同意しない理由としては、売却すると損になるかもしれないと考えていたり、売却に応じなかった場合にどのようなリスクがあるのかを知らなかったりすることがあります。

たとえば、相手が売却に応じないためにこちらが共有物分割訴訟を起こしたら、不動産が競売にかけられてしまうリスクもあります。

弁護士が交渉の代理人になった場合、法的知識が豊富なので、相手に対してまずは「売却は損ではない」ことを説明し、仮にこのまま売却に応じなかった場合には共有物分割請求が起こって不利益を被る可能性があることなどを具体的に説明します。

すると、相手も売却をした方が良いと考えて、不動産の売却に同意しやすくなります。

2-2.実際に売却する際にも損をしないようにすすめてくれる

弁護士に他の共有者の説得を依頼した場合、通常は不動産の売却が終わるまで相談を継続することができます。
不動産を売却する際には、売却条件の決定など、慎重に対応しなければならないことが多く、失敗すると安値で売却することになったり無駄に手数料がかかったりして損をしてしまったりするケースがあります。

ここで、弁護士に相談をしていたら、良い業者の選び方や売却条件の是非についてアドバイスをしてくれるので、不動産売却で損をするリスクが減ります。

他の共有者が不動産の売却に合意するとき「弁護士が代理で売却手続きを進めてくれるなら売却に応じる」などの条件をつけることもありますが、弁護士が間に入って不動産売却を進めてくれたら、依頼者も他の共有者も双方安心して任せられます。

このように、弁護士に他の共有者の説得・売却交渉を依頼すると、自分で交渉するよりメリットが大きいので、今同様の状況で困っているなら、一度弁護士に相談してみると良いでしょう。


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