Q.共有不動産の持分を早期に現金化するにはどうすればよいですか

A.共有不動産の持分を早期に現金化するには、共有持分買取業者に持分を売却する方法が便利です。ただしこの方法には、売却金額が安くなる等のデメリットがあります。

1. 共有持分は売却しにくい

 

不動産の共有持分を持っている場合、それが不要なので売却したいことがあります。ただ、共有持分は非常に売却が難しいです。持分だけを持っていても不動産の自由な処分ができないので、不動産の購入希望者は通常は不動産の全体を購入したいと望むからです。

 

2. 共有持分買取業者に売却できる

不動産の共有持分だけを持っている場合でも、共有持分買取業者に対してであれば、共有持分を売却することができます。

共有持分買取業者とは、共有持分の買取を専門的に行っている業者のことです。大手の不動産業者でも共有持分の買取を専門的に行っている部門がある会社などがあり、最近では利用しやすくなっています。

共有持分買取業者に売却を打診したら、不動産の査定が行われて、価格についての合意ができたらすぐに不動産を売却して現金化することができます。

3. 売却金額が安くなる

共有持分買取業者に共有持分を売却したら、確かに早期に現金化ができますが、デメリットもあります。それは、こうした業者に不動産持分を購入してもらった場合、売却金額がかなり低くなってしまうことです。

共有持分買取業者は、もともと売りにくい性質のある共有持分を安く買い取って、その後他の共有者の共有持分も交渉によって買い取り、最終的に1つの不動産全体を所有している状態を作り出し、全体を高値で他者に売却する、という方法で利益を得ています。そこで、1人1人の共有持分者からの買い取り価格は市場価格よりも相当低く抑えられてしまいます。

中には、悪徳商法と思われるほどに安く買いたたこうとする業者もいるので、業者選びには充分注意が必要です。

4. 他の共有者にバレてトラブルになる

共有不動産を共有持分買取業者に買い取ってもらって不動産を現金化すると、そのことが他の共有者にバレてトラブルになるケースがあります。

共有不動産は、家族や親族と共有状態になっていることが多く、他の共有者は、「家族と一緒に持っているから安心」だと考えていることがあります。ここで、持分権者の1人が、不動産業者に持分を売却してしまったら、他の持分権者は「そのようなことは聞いていない」という気持ちになって文句を言ってくることがあります。
また、持分を買い取った業者が、他の共有者にも買取を持ちかけることがあり、それが原因でトラブルが起こることもあります。

共有持分買取業者に不動産を買い取ってもらう際には、他の共有者との関係にも充分注意する必要があります。できれば事前に告げておく方が良いでしょう


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